日記をつけるということ

祖母の部屋で寝起きしていた子供の頃、寝る前に必ず日記をかいていた祖母に触発されて、文字を憶えた頃から日記をはじめました。
初めはその日の行動や出来事を記すだけでしたが、思春期を迎える頃から、内容は日々の想いにかわってきました。
日記はひとに見せるものではないから、自分の想いや疑問を憚ることなく書きつけるのですが、なぜか文体が第三者へ宛てたかたちになりました。
書きながら「誰に向かって問いかけているんだろ」と自嘲していましたが、そうやって“みえない誰か”に語りかけることによって、不思議と問いかけに対する答えがみつかったりしたものでした。

二十代の半ば頃、あることをきっかけに日記をやめました。

二年前、思い立って久しぶりに日記帳を買い、ふたたび始めたのですが、内容は日々の出来事の記録でした。
なぜでしょう、少女の頃のように“リラックスして日記にむかう”という行為ができなくなっていました。
想いをありのまま吐露することが怖くなっていました。
歳を重ねたことに原因があるのかもしれません。

今回、“はてなダイアリー”を始めて、昔のように自由に日記を・・と思っていたのですが、やはりまだむずかしい・・;

若い皆さんのブログを拝見すると、その時そのときの想いが自由にのびのびと書かれていてとても好感がもてます^^

あえてテーマのない「日記」にしたのだから、わたしも気負わず細々と、日々の想いを綴っていきませう。
少女の頃のように、“みえない誰かさん”にむけて・・^^